漫画家うめぼしのブログ

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春になると思い出す『虞美人草』

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春といえば夏目漱石の『虞美人草』。

策略好きで傲慢な美女、藤尾をとりまく人間模様と悲劇の物語です。

 

このお話の舞台が春の京都なのです。

場面転換の際に必ず雨の描写を挟むため、特に雨が降ると「ああ、虞美人草だなぁ」って思う。

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今日はその『虞美人草』から一節。

 

「降らんとして降り損ねた空の奥から幽かな春の光りが、淡き雲に遮られながら一面に照り渡る。長閑かさを抑え付けたる頭の上は、晴るる様で何となく鬱陶しい。」p.137『虞美人草夏目漱石著(新潮文庫

 

虞美人草』は好きでよく読んだのですが、どうも漱石先生は春がお嫌いだったんじゃないだろうか。そんな気がする。

猫も別段、大好きだったわけではないらしいし。どちらかというと犬のほうが好きっぽいし、どこかに文鳥に執心している話も書いていたはず。

嫌いだったり苦手なものをやたらと観察する人っているよね(笑)

 

******

さて、昨日騒いでいたギックリ腰はだいぶ良くなりました。いやぁ、驚いた。

午前中ずっと寝てまして、午後にモソモソと動き始めたら「大丈夫かも」という感じで。油断せずに今夜もはやく寝ます。

 

あ、そういえばブログの最後に「善き日を」なんて書いてますが、その理由の一つは『虞美人草』です。

 

「善哉々々、われ汝を待つ事ここに久しだ。」p.18(同)

 

こんなセリフがありまして。かっこいいセリフだなぁと思って。

もう一つの理由は、また今度。

ヒント:この漢字が名前に入っている作家といえば…??

 

それでは善き夜を。