漫画家うめぼしのブログ

「どぐどぐ土偶!」COMICAWAにて連載中です

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祖父のお葬式

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昨日、祖父のお葬式を終えました。バタバタいたしまして、ブログ等の更新が滞ってすみません。

教職ひとすじの人で、最終的には校長先生をしていたのでした。そんなわけで、子どもの心をつかむのはお手もの。私たち孫も例に漏れず、親しみの中に何か尊敬のようなものを感じておりました。

のちに、ひ孫と触れ合う祖父の様子を見ていますと、私たち孫には、やはりどこか教育者としての片鱗が見え隠れしていたのだなぁと気がつきます。 すぐに答えは教えてくれないのです!

一杯ひっかけて私たちと散歩へ出ますと(お酒が大好物)、「酔っ払って帰り道がわからないなぁ〜。さあ、困ったぞ!!」など千鳥足で言い始める。この演技も実に巧いのです。

そこで孫の私たちは「みんなで力を合わせて帰るしかない」と、必死に見覚えのある看板などを頼りに「この道は見たことがある」「このお店の看板は知ってる」とか言いながら、進んでいく。

そんなことをしているうちに、祖父はこっそり、どこかへ身を隠しているのです。そして知らない家の生垣の隙間などから「おーい!」と大声で驚かせてくる。 今から思えば知り合いの家のはずですが(笑)、幼い私たちは「おじいちゃんが知らない人の家に入っちゃったよ!!」と大パニックです。

このように祖父は、ただの散歩すらもドキドキ、ハラハラするような冒険に変えてしまうのでした。

最期は寝たまま旅立った様子。透析しながら暮らしておりましたので、会うたびに「これが最後かもしれない」という思いというか、覚悟はあったのです。私も会うたびに写真を必ず撮ってました。ところが病院大嫌いなのに、頑張って透析に耐えてくれ、私たちと過ごす時間を長く作ってくれました。そんなわけで、生前の写真を思いの外たくさん残すことができました。私たちのさみしい想いが薄れるというものです。

特に目立った苦しみの跡もなく、ふいに逝ってしまったのでした。

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祖父のお友達のお寺のご住職に連絡しますと、お友達のほうが3週間ほど早く逝ってしまわれたことがわかりました。現住職さんが、心を込めて、おつとめしてくださいました。

ところで、そのお友達の訃報が、こちらに伝わってなかったのです。もしかしたらご自身で祖父を送るつもりだったのではないかしら。そんなふうに思います。祖父のほうも生前、「〇〇先生(そのお友達)に全部お任せだから」と言っていたのでした。

最近の祖父には、友人の訃報という悲しみは耐えられなかったかもしれない。ですから、逆に良かった。この2人の友人同士は、互いの訃報に接することなく旅立ったのです。

戒名は祖父の俗名から。ところが院号が、そのお友達のお名前と同音なのです。これには現ご住職もご縁なんですね、と不思議がっておられました。