イラスト2点「今年最後の月」「甲賀忍法帖」

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今年最後の月

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甲賀忍法帖

甲賀忍法帖は漫画「バジリスク」の原作と言ったほうがわかりやすいかもしれない。山田風太郎忍法帖シリーズの一作目か? 甲賀と伊賀で10対10で戦う話です。

身体的にハンディキャップのあるキャラが出てくることがあるんですけど、それを武器にしている点がカッコいい。例えば地虫十兵衛は四肢がないけれど、腹の鱗のような部分を高速で動かすことにより通常走るよりも高速移動できる、というような。

 

超人的な技と、欲にふらつく人間の脆い心。いかに超人的能力を持っている忍者であっても、心がふらつくと敗けてしまう。そのギャップがたまらんですな。
でも風太郎先生の話は、なぜか伊賀忍者はあまり良く描かれないんですよね。あと「きゅっと笑う」という表現がよく出てきて、「きゅっ」ってどういう笑い方なのかが気になります。

忍法帖は全体的にエログロですので、苦手な方は注意。甲賀はそうでもない。自来也あたりになると少し表現キツイかな。