GWは大山登山へ
5月1日に神奈川県伊勢原市の大山に登って参りました。
標高は1252m。初心者向けの山としてもよく紹介されます。が、登山靴&トレッキングポール持参の方が多いです。
地元民だと小学校の遠足で登るくらいなんで、スニーカーで来てしまう。最近はヤマビルが発生しますので(鹿が増えたせいか?)足元はキッチリガードしたほうが良いでしょう。
名産品のこま(紐でクルクル回すオモチャね!)から名付けられた「こま参道」を抜けると「男坂」「女坂」の分岐点があります。今回は「女坂七不思議」を制覇するため「女坂」をチョイス。
大山小六年生が作ったのかい?良い句だなーッ。
女坂の七不思議 その一 弘法の水(こうぼうのみず)
くりまんじゅうの背後にしめ縄が見えますでしょうか。実はここ、少々嫌な気がしましたので水場まで降りませんでした。
その先に女坂の七不思議 その二 子育て地蔵(こそだてじぞう)が見えてまいります。
普通のお地蔵さんを安置していたところ、そのお顔が童あ(わらべ)に変わっていたという。え……怖ッ!? しかもこの地蔵に祈ると子どもがスクスク育つらしい。
女坂七不思議 その三 爪切り地蔵(つめきりじぞう)
弘法大師さまが手の爪だけで一夜のうちに彫刻されたという。看板には「何事も一心に集中努力すれば実現できる」とあります。この石像については伊勢原市のHPのほうが詳しく、右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、銘によれば慶安5年(1652年)の作だそうです。
突然の弘法大師登場。「大山といえば阿夫利神社でしょ。弘法大師は仏教じゃん!」
そうなのです。もとはお寺も神社も同じ場所にありました。が、明治の廃仏毀釈によって神社とお寺が別々に。基本的にお寺さんのほうが追いやられて変な場所に(廃仏ですから!)。
こちらは大山寺の前不動堂。
前不動堂って何だか知らないです。でも本堂よりこっちのほうが静かで雰囲気いいよね!
女坂七不思議 その四 逆さ菩提樹(さかさぼだいじゅ)
上が太く下が細く、逆さに生えたように見えることから。ん?どう?上が太く……見え……
んあっ!?
さらに進んでいくと賑やかなお出迎え。
階段を上がると大山寺本堂が見えてまいります。大山ケーブルカーで途中下車で寄ることも可能。
女坂七不思議 その五 無明橋(むみょうばし)
話をしながら通ると橋から落ちたり、忘れたり落とし物をしたり悪い事が起きるらしい。
落ちそうな橋ではないが、昔はよそ見して渡ると危険な橋だったのかな?
女坂七不思議 その六 潮音洞(ちょうおんどう)
看板には祠から遠い潮騒の音が聞こえる、とある。耳を近づけてみると……。
ごぉおおお……。聞こえます。そして少し先に大山ケーブルカー……。、も、もしや!?
この先にですね、女坂七不思議のその七があったらしいんですね。しかし私はなぜかそこをスルーしてしまったようです。なぜかわからないんですが。また来いということなのか。さすが「七不思議」と呼ばれるだけあって不思議なことが起こります。
さてさて、この先に進むと大山阿夫利(あふり)神社です。女坂を登ってきましたが、大山ケーブルカーでスーッとここまで上がって来れます。なので登山者と観光客が入り混じるエリアです。
天狗、天狗〜。はーお天狗さまのファンだから参る。なぜにこんなにカッコいい? 高尾山に行きたくなる。
で、ここから登山道へ入ります。
入山の初穂料100円。登山の安全守りを一枚取ります。さぁー行ってらっしゃいっ!!
いやもう帰りたくなる。
しかも霧すごっ。
山と天狗は深い関係がありますが、大山って天狗のイメージないんですよね。そんなことを考えていると……
天狗の鼻突き岩ッ!! バシャバシャ!!!
天狗スポットで一休み。
何気に人が多かったです。さすがGW。頂上の写真は人の写り込みがすごくてupできないくらい。意外にも若いカップルが多かった。
今はあれですよ。アウトドア系のファッションも充実してるじゃないですか。そういう楽しみもありますよね。リュックも驚くべきオシャレ感です。もはや「リュック」なんて用語で呼ぶのも恐れ多い感じ。
帰りは見晴らし台のほうを廻ってケーブルカーへ。お山に登る時は、下の神さまからご挨拶していくっていうマイルールがあるので、いつもケーブルカーは下りのみです。
今まで登ってきた道を眺めるのって楽しいんだよねー。
8:30ケーブルカー駅〜女坂〜大山寺〜大山阿夫利神社〜11:30大山頂上〜見晴台〜13:00ケーブルカー駅、というスケジュールでした。
帰り道で撮った写真。
おまけ↓ 傘の形のおみくじ!
あと珍しかった「解決守」。
大山阿夫利神社の末社が勝海舟神社なんだって。よく見たら「勝」って書いてあるね。
このお守りは2022年から始まったらしい。大山阿夫利神社と言えば太刀だからね。太刀にちなんだお守りがオススメですが、この「解決守」もカッコよくて気に入りました。